こんにちは、ロバート・カワサキです。
私自身がメインで行っている投資は投資信託です。
投資信託は、初心者におススメな金融商品ですが、
選ぶのが大変だったりします。
なぜかというと、投資信託の種類はおよそ6,000種類とも
言われているからです。
投資信託初心者は、この膨大な数から自分にぴったりな商品を
選ぶのは結構大変だとおもいます。
投資信託をひとつひとつ調べるのは大変なので、
まずは、買ってはいけない投資信託をバッサリ切り捨ててみては
いかがでしょうか。
今回は投資初心者が買ってはいけない投資信託の
基準を5つまとめてみましたので、参考にしてくれると嬉しいです。
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その1 購入手数料・信託報酬が高い投資信託
投資信託を購入する際に発生するのが「購入手数料」です。
最近はノーロードと言って、購入手数料が無い投資信託も多くなってきています。
これから積み立て投資信託を始める場合、購入手数料が発生する場合は
金額をしっかり確認する必要があります。
長期投資をする場合は、10年以上に渡って発生するコストなので、
可能な限りノーロードか、手数料の安い投資信託を選択すべきです。
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では、具体的にみてみましょう。
ノーロード型投資信託の一例としては
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」などは
ノーロード型の代表的な投資信託です。
では、購入手数料がかかる投資信託の一例としては、
「みずほ 日本債券アドバンス(豪ドル債券型) 」があります。
この投資信託の購入手数料は、現時点で2.2%になります。
仮に毎月10万円購入した場合は、2,200円が購入手数料として取られます。
年間換算すると23,400円になるので、結構高いと思いませんか。
投資家目線で考えると、ちょっとしたコストでもシビアに考える必要があります。
購入手数料とは別に、投資信託を購入する際には「信託報酬」が発生します。
信託報酬とは、投資信託の資産を管理している投資信託会社や受託銀行・販売金融機関から
差し引かれる手数料になります。
信託報酬に関しても、安ければ安いほど良いです。
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ちなみに、先ほど登場した「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の
信託報酬率は0.1%で、比較的低い部類に入ります。
これくらいの信託報酬率なら検討しても良いかとおもいますが、
1%~2%台であれば、考え直した方がいいかもしれません。
その2 金融機関の窓口で勧められた投資信託
投資信託で失敗するパターンの代表格は、
銀行や証券会社の窓口で勧められた投資信託です。
定年退職後の退職金1,000万円を、懇意にしている担当者から
勧められるがままに毎月分配型の投資信託につぎ込んでしまった。
数年後、うまくいっているとおもったら資産の大半を
失ってしまった。なんて笑えない話もあります。
このパターンは購入する側にも問題はありますが、
売りつける金融機関担当者にも問題があります。
中には顧客の立場に立って的確な資産運用を提案する
担当者もいるとおもいます。
とはいっても、彼らもノルマに追われる一介のサラリーマンです。
自分たちが売りたい金融商品は、手数料が高い商品です。
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そうならないためには、最低限の知識を身に付け、
窓口ではなく、ネット証券口座で購入するのがベストです。
ネット証券は、人件費を減らすことができるので、
手数料が低いのが魅力です。
おまけに、しつこい営業マンもいないので、
自分が購入すべき投資信託をしっかり見極めましょう。
毎月分配型の投資信託
まず、「分配」とは?という点からです。
投資信託における分配とは、分配金のことです。
運用によって得られた利益を
投資信託会社が購入者に払うお金が分配金になります。
この「分配金」は、一見すると良いものに感じますが、
これが曲者です。
毎月分配型の投資信託をセールスされる時は、
「毎月おこづかい代わりに、一定のお金が振り込まれますよ」
なんて言われると、つい購入したくなります。
長期分散投資を目指す者にとっては、
運用益を取り崩すのではなく、さらに再投資することによって
利益が積みあがる状態がベストです。
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しかし、毎月運用益を取り崩してしまっては、
そのうま味が全くありません。
100歩譲って、運用がうまくいっている間に、
運用益を取り崩すならまだいいです。
もし運用がうまくいっていないのに、一定の金額を取り崩すと
どうなるでしょうか。
元本をどんどん食いつぶしていく状態、
いわゆる「タコ足配当」です。
タコがエサが無くなって、自分の足をエサ代わりに
どんどん食べていく状態です。
理解した上で購入するなら問題ありませんが、
初心者は避けた方が良いでしょう。
その4 運用期間の短い投資信託
冒頭で投資信託の種類は約6,000種類とお伝えしましたが、
この中で5年以上運用されているのは約半分と言われています。
何が言いたいかというと、5年以上の長期間にわたって
運用されている投資信託は少ないということです。
長期間運用されている投資信託は、市場環境が悪い状態でも
持ちこたえてきたとも言えます。
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初心者の方は少なくても3年、できれば5年以上の
運用実績のある投資信託を選びましょう。
アクティブ型投資信託
投資信託の運用は、大きく分けると2種類あります。
アクティブ運用とパッシブ運用です。
アクティブ型は、投資信託のファンドマネージャーが
積極的に運用し、市場全体の値動きに関わらず、常に上を目指す運用です。
一方パッシブ型は、市場全体の動きと連動する運用を行います。
市場全体の値動きの一例としては、日経平均株価と連動する
投資信託がパッシブ型になります。
一見、アクティブ運用の方が成績が良さそうですが、
長期的にみると、パッシブ運用に勝てないと言われています。
理由としては、ファンドマネージャーの判断が常に正しいわけではない
という点があります。
究極的には、未来の市場動向はだれにも分からないので
運用を失敗することも当然あります。
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また、アクティブ運用の方が、パッシブ運用よりも手数料が高いのが
一般的です。
手数料は長期的に考えるとそれなりの金額になるので、
馬鹿にはできません。
以上のことから、初心者はいきなりアクティブ型よりも、
パッシブ型の投資信託を選んだ方が賢明です。
まとめ
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
初心者が買ってはいけない投資信託をまとめると、
以下の通りです。
・購入手数料、信託報酬が高い投資信託は長期運用をするなら
安い方を選んだ方が吉。
・金融機関の窓口で勧められた投資信託は買ってはいけない。
セールスマンが勧めるのは手数料が高い投資信託。
・毎月分配型の投資信託は、お小遣い代わりになりそうだが、
結局は元本が減っていくタコ足状態になりがち。
・運用期間が短い投資信託は要注意!
少なくても3年以上、できれば5年以上の運用成績のものを選ぼう!
・初心者はアクティブ型よりも、パッシブ型の投資信託を
選んだ方が長期的にはうまくいく確率が高い。
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