こんにちは、ロバート・カワサキです
お金に関する名言(迷言?)を5つ集めてみました。
はっきり言って、独断と偏見です。
「貯金のモチベーションが上がらないなー」
なんて時に思い出してもらえると嬉しいです。
では、早速行ってみましょう!
本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
名言その1「金は命より重いんだ」
「金は命より重いんだ」
『賭博黙示録カイジ』より 帝愛グループ最高幹部のひとり、利根川 幸雄の言葉
福本伸行さんの代表作『賭博黙示録カイジ』
に登場する利根川 幸雄の名セリフの一つ。
「金は命より重いんだ」
を選ばせていただきました。
このアニメを簡単に説明すると、
主人公のダメ人間である「カイジ」が
様々な命懸けのギャンブルで、一発逆転を目指す物語です。
命懸けのギャンブルを主催しているのが、
悪徳金融会社「帝愛グループ」です。
カイジは参加者のひとりとして、
超高層ビルに架けられた数十センチの鉄骨を渡る
電流鉄骨渡りゲームに参加します。
無事クリアできれば2,000万円を手に入れることができますが、
一歩間違えば一瞬で転落死です。
もし鉄骨に手をついてしまったら、電流が流れるという
おまけもついた、血も涙も無い非常なゲームです。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/kousou_building.png?resize=246%2C246&ssl=1)
当然、参加者からは非難と罵詈雑言が上がります。
その時、利根川が吐き捨てるように言ったセリフが
「金はなぁ…….命より重いんだ!」です。
利根川はサラリーマンに例えて説明しています。
子供のころから塾に通い、受験勉強を勝ち抜き、
それなりの大学を卒業。
嫌な上司の命令を聞き、ストレスと闘いながら長時間労働。
何十年も毎日会社に通い、
命をすり減らして30代半ば・40代で手に入れられる額が
1,000万円、2,000万円なんだ。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/kaisya_phone_isogashii_man.png?resize=204%2C219&ssl=1)
と説教するわけです。
それに比べたら、ゲームに参加している多重債務者は
ろくに勉強もせず、日々怠惰に過ごし、何も成し遂げていない。
だけどこのゲームに参加し、手成功すれば一瞬で2,000万円が手に入る。
仮に命を失ったとしても、2,000万円にはそれだけの価値がある、
というわけです。
暴言のように聞こえますが、実に奥の深い名言です。
![](https://i0.wp.com/image.moshimo.com/af-img/1762/000000030610.gif?resize=468%2C60)
名言その2「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
投資家 ウォーレン・バフェットの言葉
その1が頭のネジが飛んでいる利根川の名言だったので、
今回はまともな名言です。
そう、投資の神様ウォーレン・バフェットの名言です。
ウォーレン・バフェットと言えば、世界最大の投資持株会社
「バークシャー・ハサウェイ」を率いる、有名すぎる投資家です。
その卓越した投資手法から「オマハの賢人」の異名をとる人物です。
投資の世界では、利回りが5%も出ればよい方ですが、
ウォーレン・バフェットは約21%のリターンを40年以上に渡って
出し続けているので、驚異的と言えるでしょう。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/09/money_okanemochi.png?resize=284%2C220&ssl=1)
ある日、アマゾンのCEOジェフベゾスがバフェットに聞いたそうです。
「なぜみんなあなたの投資戦略を真似しないんですか」と。
その答えが「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
というバフェットの答えでした。
投資を始めようとする人は、短期的にお金を増やしたいと思い
頻繁に売買をして失敗するケースが後を絶ちません。
確かに短期的な売買はギャンブル的な要素があり、
ゲーム感覚で楽しい一面がありますが、長期的にみると
勝率はぐっと下がります。
一方、長期投資は退屈で面白みに欠けますが、
短期売買に比べると、成功する確率はぐっと上がります。
バフェットの投資スタイルも、この長期投資が基本です。
凡人は何かとすぐお金持ちになる秘訣を聞きたがりますが、
答えはいたってシンプルで、長期間地道に投資を続けることです。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/study-1968077_1920.jpg?resize=273%2C182&ssl=1)
シンプルすぎて拍子抜けしますが、これを実行できるのが
本当の投資家なのかもしれません。
![](https://i0.wp.com/image.moshimo.com/af-img/1762/000000030610.gif?resize=468%2C60)
名言その3「サルがダーツで銘柄を選んでも、専門家には負けない」
「サルがダーツで銘柄を選んでも、専門家には負けない」
『ウォール街のランダム・ウォーカー』より
「ウォール街のランダム・ウォーカー」は1973年の初版以来、
全米累計150万部を超えた投資の名著と言われている書籍です。
目隠しをしたサルに新聞の相場欄めがけて
ダーツを投げさせ、それで選んだ銘柄でポートフォリオを組んでも、
専門家が注意深く選んだポートフォリオ(資産構成)とさほど変わらぬ
運用成績をあげられる。
という一説が登場します。
何が言いたいかというと、株価などの予測はだれにとっても難しい。
ということです。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/kabu_chart_smartphone_man_cry.png?resize=245%2C242&ssl=1)
有能なファンドマネージャーであっても、
相場のヨミを外すこともあります。
ましてや、仕事の片手間に投資を行っている私たちが
相場をピタリと当てるのは至難の業です。
短期的には大当たりできても、長期で考えると
確率はぐっと下がります。
では、素人は投資で資産を築くことはあきらめるのか。
答えはNoです。
長期分散投資を行い、自分の判断ではなく
機械的に一定金額を定期的に積み立てていけば、
5%以上のリターンを得ることは、かなり現実的です。
長期分散投資は面白みのある投資ではありませんが、
地道に実行していけば、成功確率が最も高い投資です。
名言その4「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
2021年12月30日『日経ヴェリタス』より
この名言は日経ヴェリタスに掲載されていた、
一般投資家の体験談になります。
鷲津さん(仮名)は、2007年からセゾン投信の
バランスファンドを中心に、インデックス投信に
積み立て投資をしてきました。
しかし、運悪くリーマンショックがやってきて
一時的に資産額減らしてしまいました。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/09/analysis-4937349_1920.jpg?resize=297%2C166&ssl=1)
しかし、個別株や特定地域に絞った投資ではなく、
投資信託で投資商品を分散していました。
また、短期間に購入せずに長期的に一定額を購入し、
時間も分散していました。
結果として、短期的にはマイナスでも、マーケットから
逃げ出さなかったおかげで、その後は順調に資産額を積み上げ
一定の成果が継続しているとのことです。
リーマンショックや最近のコロナショックで
一時的に株価や債券が急落する局面があります。
この時に、焦って売ってしまうのか。
あるいは、恐怖に打ち勝ち今まで通りのスタイルで
投資を続けるのか。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/10/kabu_chart_smartphone_man_happy.png?resize=234%2C221&ssl=1)
この点が資産を積み上げる上で大きなポイントになります。
特に、投資を始めたばかりの初心者は
株価急落時に売ってしまいたくなる気持ちは分かります。
しかし、こんな時だからこそ、投資スタート時に決めた
自分のスタイルを貫くことが重要です。
「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
この名言もしっかり記憶しておきたいですね。
![](https://i0.wp.com/image.moshimo.com/af-img/1762/000000030610.gif?resize=468%2C60)
名言その5「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
『インベスターZ』より
最後は漫画『インベスターZ』からの名言です。
『インベスターZ』は『ドラゴン桜』の著者でもある
三田紀房さんの作品です。
ストーリーを簡単にまとめると、
私立高校の授業料を一部のエリート在校生が
「投資」から得た利益でまかなうという話です。
簡単にまとめると面白くなさそうですが、
投資に関心がある人なら、一度は読んでみてください。
気付くと全巻読んでしまうほど面白い漫画です。
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
という名言は、この漫画に登場する久保田さくらという
女子中学生の母親が言った一言です。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/09/christin-hume-k2Kcwkandwg-unsplash.jpg?resize=304%2C202&ssl=1)
この名言に至るシチュエーションは以下の通りです。
久保田さくらの母親は、夫とは離婚して女手一つで
娘を育てています。
娘の影響で投資をスタートし、少しづつ投資が軌道に
乗り始めます。
その後、知り合いの老夫婦が経営する喫茶店を
引き継ぐことになります。
ある日その喫茶店に、家計に悩む主婦からお金の相談を受けます。
その際、さくらの母親は自らのバイブルでもある
本田清六の「私の財産告白」彼女にを貸します。
その主婦は本を借りられて喜んで帰宅します。
数日後、その主婦が喫茶店に訪れて、
さくらの母親に再びお金の相談をはじめますが、
本田清六の「私の財産告白」は全く読んでいませんでした。
その際にさくらの母親が言った名言が
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」です。
さくらの母親が言いたかったのは、「やる」と決められたことや
小さな決まり事を守れないような人は、そもそもお金を貯められない。
ということです。
![](https://i0.wp.com/financial-blog.net/wp-content/uploads/2021/09/board-3695073_1920.jpg?resize=299%2C199&ssl=1)
ここでは、夏休みの宿題を例に説明をしていますが、
結局小さなことを毎日コツコツ実行できた人だけが、
無理なく夏休みの宿題を終えられるということです。
投資に関してもまったく同じで、当たり前のことをコツコツと実行できる
ひとだけが成功するということです。
資産形成には魔法のような裏技は存在せず、
平凡だけれど小さなことをコツコツ積み重ねることが王道。
ということが、理解できます。
ちなみに、本田清六の「私の財産告白」も、名著なので
読んでみることをおススメします。
まとめ
5つのお金にまつわる名言を、独断と偏見でまとめました。
この名言のエッセンスをまとめると下記のとおりです。
・お金はある意味「命」と同じくらいの価値を持つ
・短期的な投資で利益を上げることは難しい
・リーマンショックなどの逆境時でも、投資を続けられる人が報われる
・小さな決まり事をコツコツ継続できる人が、成功できる
以上です。
機会があれば、また別の名言の続編もまとめてみたいとおもいます。
コメント