こんにちは、ロバート・カワサキです。
みなさん突然ですが、大暴落は近いとおもいますか?
なに言っているんですか~!
大暴落なんてしばらく来ませんよ!
株価上昇で、笑いが止まりませんよ~
確かに、直近のコロナ禍においては
株価は上昇しており、投資で利益を上げた人も多いでしょう。
しかし、この本の著者でもある、
さわかみホールディングス代表取締役
澤上 篤人氏は「暴落は近い!」と警鐘を鳴らしています。
一体どういうことでしょうか?
では、さっそく行ってみましょう!
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この本をお勧めしたい人
この本は、こんな方にお勧めします。
- 今の金融市場の過熱感を警戒している人
- 最近投資を始めた人
- ITバブル、リーマンショックを経験していない人
- 大不況でも資産を守りたい人
正直、もう不況はこりごりですよね・・・・
この本から得られる気づき
- 現状の株高は、先進国の中央銀行によるゼロ金利政策によるもの
- 機関投資家は、バブルでも相場を降りることができない
- 金融バブル崩壊後は、銀行・企業とも長期間損失に苦しむ
- 金融バブル崩壊後は、優良株のバーゲンセール状態になる
- 最終的には実態経済が回復し、実力のある企業は復活する
- 長期アクティブ投資が見直される
アクティブ投資は、個人的にはまだいいかな・・・
著書のプロフィール
著者の澤上 篤人(さわかみ あつと)氏は、
さわかみホールディングスの代表取締役でもあります。
ホールディングスの中では、「さわかみ投信」が
投資家の間での知名度が高いとおもいます。
さわかみ投信の特長は、販売と運用を1社で行う
直販型式の投信会社です。
保有しているファンドは「さわかみファンド」1本で、
すでに20年を超える実績があります。
純資産は約3,300億円、顧客数は11万5,000人を超えており、
長期投資のパイオニアとして
熱い支持を集めているようです。
そんな澤上 篤人氏のキャリアは、
1971年から74年まで、スイス・キャピタル・インターナショナルにて、
アナリスト兼ファンドマネージャーとして活躍・
その後、79年から97年までピクテ・ジャパン代表を務められます。
筋金入りの金融マンですね。
この本の概要
ざっくり概要をまとめると、以下の4点です。
- 金融バブルはもう足元まで来ている(2021年現在)
- バブルが崩壊したら、優良株の投げ売り状態
- 優良株を購入したら、長期保有すべし
- インデックス投資よりも、アクティブ投資で長期保有
冒頭から後半まで、ひたすら金融バブルの危機と
先進国の中央銀行の批判。機関投資家の批判が続きます。
やや、煽りすぎではないのか?
と思えるくらいです。
共感できる点としては、米国のFRB(米連邦準備制度理事会)や
ヨーロッパ中央銀行、日銀によるゼロ金利政策の弊害です。
先進国を中心に前代未聞の規模で繰り返される財政出動。
そして各国の中央銀行が金利を上げさせないように、
国債・ETFなどを買いまくって、市中に大量の資金を供給。
結果として行き場を無くなったお金が、どんどん金融マーケットに
流れ込む。
実体経済が好調なのではなく、
長期金利は上げさせない、資金はいくらでも供給する、
という政策によるバブル景気という点は納得できます。
私自身も投資信託と、ETFを積み立てていますが、
コロナショックで一時低迷しましたが、
その後は順調に資産が増加しています。
もう1点共感できる点としては、
短期投資よりも長期投資のメリットです。
きちんと投資を理解していない人は、
高い時に買って、安い時に手放しがちです。
最終的には大きな損失を抱えて、
マーケットから撤退するハメになります。
株式市場は長期的には上昇するものなので、
購入したら長期保有することが重要です。
この本の要点
私なりにこの本の要点を2つにまとめました。
- 個人投資家は暴落を常に意識すべき
著者の主張通り、直近で大暴落が起こるかは
誰にもわかりませんが、常に意識しておくことは重要です。
最近は日経平均株価も3万円を超えたり、
以前よりも高値で動いています。
暴落はいつかはやってくるので、
暴落時でも耐えうる投資スタイルを確立すべきです。
生活防衛資金を確保した上で、
投資による損失をどの程度まで耐えられるか
事前に決めておくことが重要です。
- 自分の投資スタイルを貫き通す
著者は、インテックスファンドよりも
アクティブファンドの優位性を主張していますが、
私自身はインデックスファンドを継続していくつもりです。
最終的な落としどころは、さわかみファンドの購入と
感じるのは気のせいでしょうか。
確かに、インデックスファンドは玉石混交で、
成果の悪い株式も含まれているかもしれません。
とはいっても、個別株を1社づつ調査している時間は
自分には有りません。
そういった意味でも、自分が長期間継続し、
一定の成果を出している投資スタイルは崩す必要はありません。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
『大暴落!その時、どう資産を守り、育てるか』の
まとめです。
- 大暴落はいつかはやってくる
- 個人投資家はいつ暴落が来ても耐えうる準備をしておくべき
- 株式投資は短期売買よりも長期保有が吉
- 自分が成功している投資スタイルは継続するべき
以上です。
参考にしていただけると嬉しいです。
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