【書評】本気でFIREを目指す人のための資産形成入門

学び

こんにちは、ロバート・カワサキです。

最近何かと話題の「FIRE」ですが、わずか30歳でFIREを達成した方がいるのを
ご存じでしょうか?

この本の著者、穂高 唯希さんは自身のブログで、30歳でセミリタイアを宣言して
本当に30歳でセミリタされた方です。

具体的にどんな戦略・手法で達成したのか気になりますよね・・・。

ロバート
ロバート

では、行ってみましょう!

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この本をお勧めしたい人

この本をお勧めしたい方は、こんな方たちです。

  • FIREに興味がある人・本気で目指したい人
  • サラリーマン的な働き方が向かない人
  • 会社に頼らずに経済的な自立を目指したい人
  • 労働以外で自分の資産を増やしたい人

うわー、全部あてはまります!

この本から得られること

わずか1,400円でこんなことを得られますよ。

  • FIRE成功者の実体験を知ることができる
  • FIREを前提とした資産運用のノウハウが分かる
  • 支出最適化のノウハウが分かる
  • ケース別の資産形成方法が分かる

FIREのノウハウを吸収したいです!!

著書のプロフィール

著者の穂高 唯希(ほたか ゆいき)さんは、
三菱グループ企業に勤務していましたが、
30歳という若さでセミリタイアされた方です。

この方の凄いところは、30歳でセミリタイアする。
と宣言して、本当に30歳でセミリタイアしてしまって点です。

いわるゆFIREムーブメントのさきがけとなった方
といっても過言ではないでしょう。

穂高さんはブログ「三菱サラリーマンが株式投資でセミリタイアを目指してみた
も運用されているので、興味がある方は
このブログも参考にしてみると良いでしょう。

ブログのプロフィールを一部抜粋すると、

14歳:為替研究をはじめる

18歳:慶応大学に入学。FXの利益がリーマンショックで吹っ飛ぶ

20歳:北京大学に留学

23歳:三菱グループ企業に入社と同時に、セミリタイアを決意

27歳:外国株を開始

30歳:FIRE(経済的自由)達成

31歳:初の著作を上梓

という、プロフィールの持ち主です。
周りにこういう方って、なかなか居ないですよね・・・。

この本の概要

主に、著者が30歳までにセミリタイアを達成するまでのプロセスと
資産運用方法・考え方が中心となっています。

FIREの種類(Fat FIRE、Lean FIRE、Barista FIRE、Coast FIRE)や
FIREの歴史、定義、トレンドに関する内容は含まれていません。

各Chapterごとの概要は、下記のとおりです。

Chapter1:私が早期セミリタイアをめざして投資手法を確立するまで

なぜ著者が早期セミリタイアを決意したのか。
という件から始まります。

一流企業で働けるという期待とはうらはらに、
型にはまった働き方を強制される社風に失望したようです。

多くの人は、「まあこんなものだろう」と
納得して会社人生を送るところですが、
著者は入社当日に早期退職を決意するあたり、流石です。

Chapter2:支出を最適化し、高配当・連続増配株投資を始めよう

ここから著者がどのように早期退職を実現したのか、
ノウハウの説明が始まります。

早期退職を目指す方の投資手法は人それぞれですが、
著者のお勧めは「高配当株」「連続増配株」の2本立てです。

具体的にはコカ・コーラ、P&G、マイクロソフト、アップル、
ジョンソン&ジョンソン、ナイキなど、
私たちの生活にも密接しているアメリカ企業株です。

日本にも「花王」のように連続配当を続けている企業は
存在しますが、アメリカに比べると圧倒的に少ない状況です。

配当のメリットをいくつかピックアップすると

・手間がかからない
・モチベーション維持により、長期投資を可能にさせる
・配当利回りが、株価下落時の一定のクッションになることがある

といた点が、私には響きました。

支出最適化について、著者は15の方法を紹介しています。

なかなかマネできない方法もありましたが、
いくつかピックアップすると

・たばこを買わず、たばこ株を買え

・携帯は格安SIM

・散髪はセルフカットか、1,000円カット

・会社の飲み会は必要最低限

といた点が、私には響きました。
このあたりは、リベ大の両学長のお勧め手法とも
近いものがありますね。

とにかく、支出を減らして浮いたお金を
株式投資に注入することの重要性を説いています。

Chapter3:お金自動発生マシンを組み立てよう

タイトルは詐欺っぽいですが、具体的には証券口座の開設から
株式購入、配当金発生。
という一連のキャッシュフローを生み出す
仕組み化の解説です。

お勧めの金融商品としては、
つみたてNISA、一般NISA、iDecoや
米国増配当株、米国ETF
をお勧めしています。

投資スタイルによって一長一短あるので、
そのあたりも解説されています。

Chapter4:お金自動発生マシンを強化させる

具体的に5つのケースについて、お勧めの投資手法を
解説しています。

全てのケースにおいて、ゴールがセミリタイアだけではなく
老後不安、将来不安、子供の経済的自立などについても解説しています。

このあたりは自分のゴールに置き換えて、
自分だったらどのケースに近いか参考になります。

Chapter5:資産形成は目的ではなく手段

著者が30歳でアーリーリタイアしたのは、
お金が目的ではなく、自由に生きていくための手段として
必要だったから
、と説明しています。

最近のFIREブームを見ていると、お金が目的となっている感があるので、
私も著者の意見には賛成です。

著者のように、今の生き方に疑問がある人は、
選択肢のひとつとして、セミリタイアを目指すのはアリでしょう。

この本の要点

私が感じたこの本の要点を3つにまとめてみました。

まずは自分の支出見直し

著者は「支出の最適化」つまり「節約」について強調しています。
アーリーリタイアという大きな目標も、まずは節約からです。

お金が貯まらない人の特徴は、自分自身が何にどれだけお金を使っているか
分かっていない点です。

家計簿をつけて、支出を見える化することは非常に重要だと
改めて感じました。

著者は収入の2割で生活して、8割を株式の購入に充てていたそうです。

ここまではなかなか難しいですが、せめて無駄な出費を抑えて
収入の1~2割くらいは投資に回したいものです。

なんだかんだ言っても米国株は強い

私もいろいろと投資について学んできましたが、
投資に成功している方で米国株を悪く言う人は
ほとんど聞いたことがありません。

  • 先進国でありながら、今後も人口は増加傾向
  • 世界をリードするイノベーション企業が突出して多い
  • 高配当・連続配当する企業が圧倒的に多い
  • 何度も暴落に遭っても回復する驚異的パワー

これらの点を考慮しても、米国株を買わない手はありません。

経済的自由を得ることの大切さ

資本主義社会に生きている限り、お金は切っても切れません。

経済的自由を得るためには、それなりの資産が無いと
実現することは不可能です。

多くの人は経済的自由まではたどり着けず、
生活するための手段として労働だけに依存している状態です。

日本の労働環境は年々悪化傾向なので、
その労働から得られる収入も今後の見通しは不透明です。

著者のように、かなり早い段階から投資を始めた人は、
このような状況でも、経済的自由を勝ち取って
自分らしい自由な生き方を実現しています。

このような生き方を目指すためには、何といっても
支出の見直しと投資の実践が重要です。

私自身も、投資を継続して経済的自由を実現したいと
強く感じました。

まとめ

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
では、「本気でFIREを目指す人のための資産形成入門」の
まとめです。

  • サラリーマン的な働き方に疑問を感じる人は、セミリタイアという手もある
  • セミリタイアを実現するには、経済的自由になる必要がある
  • 経済的自由を実現するためには、支出の見直しと投資による資産運用が必須
  • 投資手法として、高配当・連続配当米国株はかなりお勧め
  • 経済的自由を実現するために、お金はあくまでも手段でしかない

以上、参考にしていただけると嬉しいです。

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