【書評】 漫画「バビロン大富豪の教え」

学び

生きていく上では切っても切れない「お金」。
もし、大金持ちになったら購入したい憧れのモノ。
生きているうちに叶えたい自分の夢。

お金が全てではないけれど、
お金によって実現できることが非常に多いのが現実です。

もし、お金持ちになれる法則があるあらば、
あなたも学んでみたいとおもいませんか。

この本から得られるもの

この本から得られるものは下記のとおりです。

  • 目先のお金を得るテクニックではなく、お金に愛される知恵を身に付けることができる。
  • 働くことの大切さ、人との付き合い方など、時代を超えて通用する、人間が幸福になれる心理を学ぶことができる。
  • 90年以上前に発行されたベストセラーのエッセンスを、漫画を読みながら短期間で吸収することができる。

概要

ストーリーは古代バビロニアを舞台に、巨万の富を得るための
プロセスをベースに展開されます。

古代のストーリーではありますが、現代においても通用する
「黄金に愛される七つ道具」という教えがポイントになっています。

具体的には

1.収入の十分の一を貯金せよ

2.欲望に優先順位をつけよ

3.貯えた金に働かせよ

4.危険や天敵から金を堅守せよ

5.より良きところに住め

6.今日から未来の生活に備えよ

7.自分こそ最大の資本にせよ

の7点になります。

要点

私が感銘した3点をざっくり解説させていただきます。

1点目は、

知識の前ではみな平等だが、動いたものとそうでないものは雲泥の違いがある」

です。

これは、漫画「バビロン大富豪の教え」の前段部分で私が感銘した箇所です。
具体的なストーリーはネタバレになるので割愛しますが、
お金持ちになれるか否かの大前提だと感じました。

 
「黄金に愛される七つ道具」の中で、具体的な教えを提示されますが、
「なるほど!」と納得しても、具体的に行動する人は1割にも満たないのではないでしょうか。

行動するか・しないか

この小さな差は、資産形成において相当な差として跳ね返ってくるのではないでしょうか。

私自身も過去を振り返ると、書籍や有料セミナーで地道に学び、行動した結果
ある程度の資産形成ができたと実感しています。

2点目は、

「収入の十分の一を貯え、お金自身に働いてもらう」

です。

自分自身が働いてお金を増やすには、限界があります。

よほど特別な才能や、並外れた体力・精神力を持っている人以外は、
働き続けることで得られる収入に限界があります。

では、お金自身に働いてもらうことで、
彼らに対抗することはできないでしょうか。

地道な戦略ですが、収入の十分の一を貯えることで
投資の種銭は増えていきます。

一定の金額が貯まったら、賢明な投資先を選び
お金達を送り込みます。

多少お金が減る時期はあるかもしれませんが、
お金の持ち主が地道に投資を継続していれば、
雪だるま式に増えていく瞬間がきっと訪れるでしょう。

最終的には、自分の労働とは比較にならないほど
効率的に資産が増えていく可能性が十分あります。

3点目は、

「お金がいくらあっても、生きがいには敵わない」

です。

「黄金に愛される七つ道具」を使いこなし、
地道に努力した結果、一生働かなくてもい良い状況に
到達できるかもしれません。

最近目指す人が多い「FIRE」(Financial Independence, Retire Early)という
経済的自立と早期リタイアの状態が分かりやすいですかね。

私は現在、到底「FIRE」できる状態ではありませんが、
労働による充実感や、自分の生きがいを感じられない状態になったら、
おそらく耐えられないとおもいます。

人間は、まったくのストレスフリーよりも、
ある程度ストレスがあった状態の方が
長生きするとも言われています。

お金はあくまでも目的を実現させる手段です。

運良くお金持ちになれたとしても、本来の目的や
生きがいを失ってしまっては、本末転倒です。

お金持ちを目指したとき、最終ゴールと自分の生きがいは何か
という点は、最初に考えておく重要なポイントだとおもいます。

まとめ

  • 漫画「バビロン大富豪の教え」を読むと、お金持ちになれるエッセンスを学ぶことができる。
  • お金持ちのエッセンスを知識として理解できても、行動に移さないと一生お金持ちにはなれない。
  • 自らの労働だけによる資産形成は限界がある。お金に働いてもらうという発想が大切。
  • いくらお金があっても、目的や生きがいが無いと、充実した人生とは言えない。

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