こんにちは、ロバート・カワサキです
お金に関する名言(迷言?)を5つ集めてみました。
はっきり言って、独断と偏見です。
「貯金のモチベーションが上がらないなー」
なんて時に思い出してもらえると嬉しいです。
では、早速行ってみましょう!
本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
名言その1「金は命より重いんだ」
「金は命より重いんだ」
『賭博黙示録カイジ』より 帝愛グループ最高幹部のひとり、利根川 幸雄の言葉
福本伸行さんの代表作『賭博黙示録カイジ』
に登場する利根川 幸雄の名セリフの一つ。
「金は命より重いんだ」
を選ばせていただきました。
このアニメを簡単に説明すると、
主人公のダメ人間である「カイジ」が
様々な命懸けのギャンブルで、一発逆転を目指す物語です。
命懸けのギャンブルを主催しているのが、
悪徳金融会社「帝愛グループ」です。
カイジは参加者のひとりとして、
超高層ビルに架けられた数十センチの鉄骨を渡る
電流鉄骨渡りゲームに参加します。
無事クリアできれば2,000万円を手に入れることができますが、
一歩間違えば一瞬で転落死です。
もし鉄骨に手をついてしまったら、電流が流れるという
おまけもついた、血も涙も無い非常なゲームです。
当然、参加者からは非難と罵詈雑言が上がります。
その時、利根川が吐き捨てるように言ったセリフが
「金はなぁ…….命より重いんだ!」です。
利根川はサラリーマンに例えて説明しています。
子供のころから塾に通い、受験勉強を勝ち抜き、
それなりの大学を卒業。
嫌な上司の命令を聞き、ストレスと闘いながら長時間労働。
何十年も毎日会社に通い、
命をすり減らして30代半ば・40代で手に入れられる額が
1,000万円、2,000万円なんだ。
と説教するわけです。
それに比べたら、ゲームに参加している多重債務者は
ろくに勉強もせず、日々怠惰に過ごし、何も成し遂げていない。
だけどこのゲームに参加し、手成功すれば一瞬で2,000万円が手に入る。
仮に命を失ったとしても、2,000万円にはそれだけの価値がある、
というわけです。
暴言のように聞こえますが、実に奥の深い名言です。
名言その2「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
投資家 ウォーレン・バフェットの言葉
その1が頭のネジが飛んでいる利根川の名言だったので、
今回はまともな名言です。
そう、投資の神様ウォーレン・バフェットの名言です。
ウォーレン・バフェットと言えば、世界最大の投資持株会社
「バークシャー・ハサウェイ」を率いる、有名すぎる投資家です。
その卓越した投資手法から「オマハの賢人」の異名をとる人物です。
投資の世界では、利回りが5%も出ればよい方ですが、
ウォーレン・バフェットは約21%のリターンを40年以上に渡って
出し続けているので、驚異的と言えるでしょう。
ある日、アマゾンのCEOジェフベゾスがバフェットに聞いたそうです。
「なぜみんなあなたの投資戦略を真似しないんですか」と。
その答えが「ゆっくり金持ちになりたい人なんていないよ」
というバフェットの答えでした。
投資を始めようとする人は、短期的にお金を増やしたいと思い
頻繁に売買をして失敗するケースが後を絶ちません。
確かに短期的な売買はギャンブル的な要素があり、
ゲーム感覚で楽しい一面がありますが、長期的にみると
勝率はぐっと下がります。
一方、長期投資は退屈で面白みに欠けますが、
短期売買に比べると、成功する確率はぐっと上がります。
バフェットの投資スタイルも、この長期投資が基本です。
凡人は何かとすぐお金持ちになる秘訣を聞きたがりますが、
答えはいたってシンプルで、長期間地道に投資を続けることです。
シンプルすぎて拍子抜けしますが、これを実行できるのが
本当の投資家なのかもしれません。
名言その3「サルがダーツで銘柄を選んでも、専門家には負けない」
「サルがダーツで銘柄を選んでも、専門家には負けない」
『ウォール街のランダム・ウォーカー』より
「ウォール街のランダム・ウォーカー」は1973年の初版以来、
全米累計150万部を超えた投資の名著と言われている書籍です。
目隠しをしたサルに新聞の相場欄めがけて
ダーツを投げさせ、それで選んだ銘柄でポートフォリオを組んでも、
専門家が注意深く選んだポートフォリオ(資産構成)とさほど変わらぬ
運用成績をあげられる。
という一説が登場します。
何が言いたいかというと、株価などの予測はだれにとっても難しい。
ということです。
有能なファンドマネージャーであっても、
相場のヨミを外すこともあります。
ましてや、仕事の片手間に投資を行っている私たちが
相場をピタリと当てるのは至難の業です。
短期的には大当たりできても、長期で考えると
確率はぐっと下がります。
では、素人は投資で資産を築くことはあきらめるのか。
答えはNoです。
長期分散投資を行い、自分の判断ではなく
機械的に一定金額を定期的に積み立てていけば、
5%以上のリターンを得ることは、かなり現実的です。
長期分散投資は面白みのある投資ではありませんが、
地道に実行していけば、成功確率が最も高い投資です。
名言その4「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
2021年12月30日『日経ヴェリタス』より
この名言は日経ヴェリタスに掲載されていた、
一般投資家の体験談になります。
鷲津さん(仮名)は、2007年からセゾン投信の
バランスファンドを中心に、インデックス投信に
積み立て投資をしてきました。
しかし、運悪くリーマンショックがやってきて
一時的に資産額減らしてしまいました。
しかし、個別株や特定地域に絞った投資ではなく、
投資信託で投資商品を分散していました。
また、短期間に購入せずに長期的に一定額を購入し、
時間も分散していました。
結果として、短期的にはマイナスでも、マーケットから
逃げ出さなかったおかげで、その後は順調に資産額を積み上げ
一定の成果が継続しているとのことです。
リーマンショックや最近のコロナショックで
一時的に株価や債券が急落する局面があります。
この時に、焦って売ってしまうのか。
あるいは、恐怖に打ち勝ち今まで通りのスタイルで
投資を続けるのか。
この点が資産を積み上げる上で大きなポイントになります。
特に、投資を始めたばかりの初心者は
株価急落時に売ってしまいたくなる気持ちは分かります。
しかし、こんな時だからこそ、投資スタート時に決めた
自分のスタイルを貫くことが重要です。
「マーケットから逃げ出さなければ報われる」
この名言もしっかり記憶しておきたいですね。
名言その5「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
『インベスターZ』より
最後は漫画『インベスターZ』からの名言です。
『インベスターZ』は『ドラゴン桜』の著者でもある
三田紀房さんの作品です。
ストーリーを簡単にまとめると、
私立高校の授業料を一部のエリート在校生が
「投資」から得た利益でまかなうという話です。
簡単にまとめると面白くなさそうですが、
投資に関心がある人なら、一度は読んでみてください。
気付くと全巻読んでしまうほど面白い漫画です。
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」
という名言は、この漫画に登場する久保田さくらという
女子中学生の母親が言った一言です。
この名言に至るシチュエーションは以下の通りです。
久保田さくらの母親は、夫とは離婚して女手一つで
娘を育てています。
娘の影響で投資をスタートし、少しづつ投資が軌道に
乗り始めます。
その後、知り合いの老夫婦が経営する喫茶店を
引き継ぐことになります。
ある日その喫茶店に、家計に悩む主婦からお金の相談を受けます。
その際、さくらの母親は自らのバイブルでもある
本田清六の「私の財産告白」彼女にを貸します。
その主婦は本を借りられて喜んで帰宅します。
数日後、その主婦が喫茶店に訪れて、
さくらの母親に再びお金の相談をはじめますが、
本田清六の「私の財産告白」は全く読んでいませんでした。
その際にさくらの母親が言った名言が
「借りた本をすぐ読まない人にお金は貯められません」です。
さくらの母親が言いたかったのは、「やる」と決められたことや
小さな決まり事を守れないような人は、そもそもお金を貯められない。
ということです。
ここでは、夏休みの宿題を例に説明をしていますが、
結局小さなことを毎日コツコツ実行できた人だけが、
無理なく夏休みの宿題を終えられるということです。
投資に関してもまったく同じで、当たり前のことをコツコツと実行できる
ひとだけが成功するということです。
資産形成には魔法のような裏技は存在せず、
平凡だけれど小さなことをコツコツ積み重ねることが王道。
ということが、理解できます。
ちなみに、本田清六の「私の財産告白」も、名著なので
読んでみることをおススメします。
まとめ
5つのお金にまつわる名言を、独断と偏見でまとめました。
この名言のエッセンスをまとめると下記のとおりです。
・お金はある意味「命」と同じくらいの価値を持つ
・短期的な投資で利益を上げることは難しい
・リーマンショックなどの逆境時でも、投資を続けられる人が報われる
・小さな決まり事をコツコツ継続できる人が、成功できる
以上です。
機会があれば、また別の名言の続編もまとめてみたいとおもいます。
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