【ブログで解説】 VIG バンガード・米国増配株式ETF

投資

米国ETFを購入したいけど、種類が多すぎて選べないよ・・・

株価上昇と配当金の両方を期待できるETFは無いかしら・・・

老舗優良企業を中心としたETFってないんだろうか?

ロバート
ロバート

こんな悩みを解決できるのは、VIG バンガード・米国増配株ETFです。

こんにちは、ロバート・カワサキです。

今回は、私も購入してるETF、VIG バンガード・米国増配ETFについて
解説させていただきます。

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こんな人に読んでもらいたい

このブログはこんな人に読んでもらえると、お役に立てます。

  • これからETFの購入を検討している人
  • 長期保有できるETFを検討している人
  • 安定した配当収入が期待できるETFを検討している人

VIGの魅力

VIG バンガード・米国増配株式ETFの魅力を最初に伝えると、大きく下記の4点です。

  • 10年以上配当金を増加をしている企業に投資できる
  • 分配金の増加と株価上昇を期待できる
  • 下落相場でもダメージが少ない
  • 運用コストが安い

ガンガン利益を狙うようなETFというよりは、守りに重点を置いたETFです。

VIGの概要

VIGの概要について、ざっとまとめてみました。

VIG概要

分類としては、人気上昇中の米国ETFになります。
運用会社は資産運用額2位の名門バンガード社です。

純資産総額は8.1兆円とかなり多く、人気の高さが伺えます。
管理報酬は年0.06%と非常に安価です。

ETFには分配金(配当)を出さないものもありますが、VTIは年4回の分配があるのが特長です。
分配金はおこづかいとして活用してもいいですし、再投資するのもアリです。

注意点は、投資信託のように自動で再投資できないので、手動での対応が必要です。

構成銘柄は、VIGのウリでもある10年以上連続して増配実績を持つ企業です。
増配の可能性が低い企業は除外されるので、安心ですね。

構成銘柄は、ハイテク企業中心ではなく、一般消費財やヘルスケア部門など、
生活に密着した銘柄が多いのが特長です。

VIG詳細

では、VIGについてもう少し詳しく見ていきましょう。

上位組入れ銘柄

組入れ上位銘柄 一覧
第15期運用報告書より引用

構成銘柄の上位ですが、P&G、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ウォルトディズニー
ビザなど日本人でもなじみの深い企業が多く含まれています。

投資に興味にない人でも「ああ、あの会社ね!」とすぐにイメージできる企業ばかりです。

これらの企業はアメリカの老舗優良企業で、P&Gはなんと65年に渡って増配を継続しています。
日本企業だと、花王が31年間増配している程度です。

アメリカ老舗優良企業はスケールが違いますね。

ETFだとこれらの優良企業をまるっと購入できるのが魅力です。

正直、GoogleやAmazonのようにこれから急成長する銘柄は少ないですが、
安定した企業が多く含まれています

構成セクター割合

VIG構成セクター
第15期運用報告書より引用

構成セクターは、一般消費財・サービスが最も多く、資本財サービス、ヘルスケアなど
複数のセクターにバランスよく分散されています。

セクターとは、業種やテーマ、材料など株式が持つ特性に着目して分類したグループのこと。

三井住友DSアセットマネジメント Webサイトより引用  https://www.smd-am.co.jp/glossary/YST0943/

1つのセクターに集中していないので、リスク分散にもつながっています

一般消費財やヘルスケアセクターは生活必需品が多いので、
不況下にも強い企業がそろっています

参考までに、各セクターの知ってそうな構成銘柄をいくつか見てみましょう。

一般消費財・サービス
  • NIKE
  • コストコ
  • マクドナルド
  • ウェンディーズ

結構お世話になっている企業も多いのではないでしょうか。
意外とファストフードも多いですね。

資本財・サービス
  • ビザ
  • フェデックス
  • アクセンチュア

このセクターで一番なじみがあるのは、クレジットカードのビザ
ではないでしょうか。

フェデックスは世界最大の航空貨物輸送会社です。あんまり日本では見かけませんが、
ハリウッド映画なんかでたまに出てきますよね。

アクセンチュアは有名なコンサルティング会社です。

ヘルスケア
  • ジョンソン・エンド・ジョンソン

このセクターで一番有名なのは、ジョンソン・エンド・ジョンソンでしょう。
私も、コンタクトレンズでお世話になっています。

テクノロジー
  • マイクロソフト
  • オラクル
  • クアルコム

このセクターで有名なのは、何といってもマイクロソフトでしょう。
もはやマイクロソフトなしでは、仕事もできません。

テクノロジーセクターにおいて、GAFAMで含まれているのは、
マイクロソフトだけ
なんですね。

GAFAM(がーふぁむ)とは、IT業界の雄、Google・Amazon・Facebook・Apple・Microsoftの頭文字からとった呼び名のこと。

価格推移

直近5年間の価格推移を見てみましょう。

2020年の3月はコロナショックでガクンと下がっていますが、
全体としては、右肩上がりに推移しています

VIG価格推移 Bloombergより引用

S&P500との比較

次に、S&P500とVIGを比較してみました。

S&P500とは、米国の代表的な株価指数の1つです。S&P500は米国株式市場全体に対し約80%の時価総額比率を占めており、米国市場全体の動きを概ね反映していると言えます。(2021年5月末現在)

マネックス証券 WEBサイトより引用 https://info.monex.co.jp/fund/guide/sp500-beginner.html
VIGとS&P500との比較 Bloombergより引用

青いグラフがS&P500で、オレンジのグラフがVIGになります。

全体としては、両者ともほぼ同じ動きで推移しています
ただ、2021年頃以降はVIGよりもS&P500の方が上昇傾向です。

下落相場でのダメージ

VIGの魅力として、「下落相場に強い」という点がありますが、
コロナショックの時は、どうだったのでしょうか。

今回もS&P500と比較してみました。

コロナショック時の VIGとS&P500比較
Bloombergより引用

オレンジのグラフがVIGで、青いグラフがS&P500です。

ちょと分かりづらいかもしれませんが、2020年3月のコロナショック時
オレンジのVIGが、青のS&P500を上回っています

その後コロナショックの谷からV字回復していますが、
回復スピードもVIGの方がS&P500よりも早くなっています

VIGは生活に密着した優良企業が多いので、不況時に強いのも納得できます。

日本でもコロナショック時は、外食産業が大打撃を受けました。
ただ、日本マクドナルドはUberEatsやモバイルオーダーを積極的に活用するなどして、
業績を伸ばしていました。

このあたりに、VIGの強さの秘密がありそうです。

VIGのトータルリーターン・分配金

トータルリターン

次は、VIGの年間平均トータルリターンを見てみましょう。

直近1年は、コロナショックがあったものの、11.44%とかなり
良いトータルリターンを叩き出しています

10年で見た場合でも、12.22%と安定したリターンが期待できます

分配金

次に、直近10年の分配金推移を見てみましょう。

分配金は、年々増加傾向にあります。

VIGの1口あたりの購入金額は、2022年1月時点でおよそ19,000円なので、
分配金の利回りは約1.2%といったところです。

年間トータルリターンが約10%前半台、分配金利回りも10%前半台なので、
両方の利益を得たい人にとっては、おすすめのETFです。

まとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
最後にまとめになります。

  • VIGは10年以上配当金を増加し続けている企業の銘柄
  • VIGはコロナショックのような不況下でもダメージが少ないETF
  • VIGは株価上昇と分配金の2つを狙える魅力的なETF

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